フジTV系ドラマ「鹿男あをによし」鹿アニマトロニクス外装

フジテレビ系ドラマ『鹿男あをによし』鹿 アニマトロニクス外装

内装メカニカル製作:A-L-C 奥山 哲志

材質:フォームラテックス、天然毛、人工毛、FRP、ウレタンフォーム 他

全長:約1,200mm

2008年フジテレビ系ドラマ『鹿男あをによし』に登場するしゃべる(動きをする)鹿です。鹿アニマトロニクスは2タイプあり、下アゴの左右の動きと開閉、まばたき、上唇と鼻、左右の口角、両耳、首が動く会話用のAタイプと、耳、首、尻尾が動く全身モデルのBタイプを製作しました。

  • Aタイプの面皮を取り付けた状態。見た目のみならず表情もスムーズに動くよう、柔軟性のある発泡ゴム製の表皮に、ヤク毛や人毛、モヘアや化繊毛など、長さや硬さの違う毛を植毛して仕上げます。

  • Aタイプはアップ用のため、上半身のみのモデルです。表情用の仕掛けが詰まった頭の重量で首を動かす内装のワイヤーがへたらないよう、撮影時以外はアゴの下につっかえ棒がかませてあります。

  • メカニカルメンテナンス中のAタイプ(手前)とBタイプ(奥)。ワイヤーによる仕掛けとリモコンによる仕掛けの両方で作動する複雑なモデルのため、A、Bどちらも、操作には3名のスタッフが必要になります。

鹿男読売新聞に掲載