映画「キック・アス」を観る。
悪人相手にナギナタを振り回して暴れる11歳の少女・ヒットガールの容赦ないカッコ良さ。
子供の時観たスーパーヒーローものとはまるで違う、シビアなストーリー展開にいいように転がされる幸福感。
映画でこれほど興奮する感性などとっくの昔に枯れ果てたと思っていたので、うっかり劇場公開を逃したら心底後悔する一本だった。
しかし「面白い映画ばかり観ていては、面白い映画のありがたさがわからなくなる」というのが僕の持論。
そこでバランスをとるため「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観に行く。
スターウォーズとかジェームズキャメロン映画とかアルマゲドンで観た事のあるシーンを、練った小麦粉くらいモロいストーリーでつないだ作品。
観た人の評判は賛否両論らしいが、否定する人は「映画」と思って観るのが悪い。
VFX会社の映像カタログだと思って観れば、営業用にこれほど秀逸なものはない。